チリ・プエルトモンでのシーフードの味
サンチアゴからアルゼンチンに抜けるのには二つのルートがあった。
①STGO→メンドーサ(ワインで有名)→バリローチェ
か
②STGO→プエルトモン(シーフード多少有名)→バリローチェ
①の国境越えがややメジャーな道である。
それはアンデス越えでアコンカグアが見れるからだ。
シアトルで会ったレイチェルからは、①のルートでメンドーサでは自転車を借りてワイナリーからワイナリーへとハシゴするのをオススメされていた。
しかし、チリワインはすでに飲んでいて、正直言ってワインの細かい違いは良く分からないので、②のルート(こちらはイースターで会ったチリ人に勧められていた)をとることにした。
サンチアゴは前評判では一様につまらないという評判であった。
国の首都がそこまで言われるのは異例ではあるが、
大自然好きが多い南米の旅人にとって、
大気汚染、人口多い、治安悪い、見所少ないサンチアゴは楽しくないのだろう。
できるだけバイアスなしにこの街を見てみたが、
貴重な旅の時間を多く費やすには値しないと思われた。
前置きが長くなったが、そういうことでサンチアゴから15時間くらいバスに乗ってプエルトモンに到着した。
南米のバスはトイレも食事も車内なので、ノンストップなのがありがたい。
モロッコのように、食事休憩で食事がやっと来たと思ったらバス出発で、クラクションを鳴らされながらちょっとずつ発進する「置いてくフリ」をされたり、
ベトナムのようにトイレ休憩だと乗客全員が思っていたのに、運転手の食事が済むのを乗客全員でひたすら待つということもない。
宿はセントロからまあまあ近いAncribenという家族経営のHostalを予約していた。
その宿へ向かう途中、「大和」というJapanese restaurantがあった。
イースター島にもあったし、どこにでもあるんだなと思った。
まあ、このチリの地方都市だから多分チリ人か日本以外のアジア人だろうなと思った。
世界各地にJapanese restaurantはある。
日本食はどこでも人気があるからだ。
しかし、残念ながらいつも日本人がいるわけではない。
そういう時のショックは大きい。
「こんにちは」と言って、「???」。
言葉の問題はまあいいとして、食事の味が問題だ。
外国人が作る日本食は大抵不味い。
例外はイースター島の日本食屋だ。あれはおいしかった。
これまでに美味しかった日本食は殆ど日本人が作っていた。
・バンコクの日系デパートの日本食
・イスタンブール「日本文化情報センター」内の日本食
・ニューヨーク「一風堂」
・LA、リトルトーキョーの居酒屋
これらは日本と同じ味であった。
逆に言えば、それ以外に行ったところはほとんど
何かがおかしい味だったのである。
この大和という店も歩き方にもロンプラにも載っていない店であるから、おそらく外国人によるものだろうと思った。ただ、看板のロゴのセンスが日本っぽく思われたので、もしかしたらとは思った。
その後、宿から歩いて30分ほどのアンヘルモという地域に行った。シーフードが有名なところである。
レストラン街に近づくと客引きが寄ってきた。
客引きが多いということは供給過多なのだろう。
我々にとっては選び放題だが、どれも同じに見えた。
適当なところに入ると、たまたま客がいっぱいいた。
クラントという海産物ごった煮とウニを頼んだ。
美味しくなかった・・・・・
クラントに入っているムール貝はボサボサでもはや味がしなかった。
見た目の通りの味でした(泣)
ウニは上手く言えないのだが、ウニ様の味のするウニ型の食べ物を食べている気がした。
地元北海道でいただくものとは比較にならず、シーフードってこんなもんだったっけと思われた。チリだからこんなものかと思った。
いっぱいいた客もみんなスペイン語を話すから地元の人かと思いきや、様子から観光客のようであった。
翌日、チロエ島に行った。
途中、バスごと船に乗り、船からはアザラシの群れが見えたりした。
島に着いてまずランチを食べに行った。
懲りずにシーフードの店に行った。
ここでもやはりクラントを頼んだが、こちらは美味しかった。
見た目もまともに。これが本物か。
島の人々はフレンドリーだった。
だんだん田舎に来るにつけて、フレンドリーに。
島の教会や家々は独特の「魚の鱗のような壁」をしていて、建物好きの自分には面白かった。
日帰りだったので、プエルトモンに帰るともう夜だった。
ショッピングモールのフードコートにあるKFCをあてにしていたが、もう閉まっていた。
とぼとぼと歩く帰り道、大和があった。
不味くてもいいと、入ることにした。
前日に同じ宿のイギリス人二人が行って、
「日本人コックが二人いた」と言っていたが、
日本語を話せない彼らの情報はあてにならない。
入ってすぐにいた店員は現地人だったが、奥に日本人の兄ちゃんがいた。
自分とあまり年も変わらないようだ。
寿司屋のカウンター席のような席に座った。
彼はプエルトモン在住5年で、この店のオーナーだった。
そして、自分と同じ大学のOB!!!
!!!
先輩!!
と、いうわけで
乾杯!!
なんか大学の先輩におごってもらっているような感じで(もちろん彼らはプロなので、お代は普通に払いました)、さっき島のクラントで満腹になったはずのお腹の「日本食別腹」を利用して、オーナーのおすすめをもらって刺身盛り合わせ、銀タラ、雑炊など食べた。
美味い!!!
現地の食材のはずなのに超美味い!!
旅人の間ではクラントはマズいということになっている。それは皆アンヘルモでだけ食べているからではないだろうか。逆に言えば、そのためにプエルトモンのシーフードがまずいかのようなイメージがつきかけている。本当はおいしい食材があるのにもったいない話だ。
クリスタルではない北部のビールやオリジナルカクテル「大和」も美味かった。
すでに5時間くらいも関西弁のオーナーと話しながら居座った。
北海道の話、大学の話、日本の話、チリの話・・・
気付けば午前2時、家族経営のホスタルだったので、さすがにこれ以上遅くなると悪い。
名残惜しくも宿に帰ると、真夜中にも関わらず宿の母ちゃんが小言もなしに鍵を開けてくれた。
以前、サウジアラビア人の家に遊びに行った時にたまたま同じ大学の人に会ったのを思い出した。
人なきところに人ありという言葉を思い出した日だった。
「大和」 Balmeceda 225,Puerto Montt
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コメント
イースター島に続き、バリローチェでも楽しく話せてよかったです。
今、カラファテ。これからウシュアイアに向かいます。お二人も残り少ない旅、気をつけてエンジョイしてください。
投稿: M夫妻 | 2009年3月18日 (水) 04時28分
元気そうで何よりデス。
大学OBに会うなんてすごいね!
田舎が恋しくなったら、また僕の実家に遊びに来てください。
では今日も道中気をつけて!
投稿: くろしま | 2009年3月21日 (土) 16時25分
田舎最高!!
くろちゃんちもいい味出してるよねー
ぜひまた行きたい。チャリとかで。
投稿: 福 | 2009年3月29日 (日) 20時51分